よく泣いてしまう子や切り替えがうまくいかない子どもに接すると、どう声をかければいいのか迷うこともありますよね…
「また泣いてる…」「なんでこんなにこだわるのかな」と感じる場面もあるかもしれません
でも実は、こうした反応の背景にはその子なりの「安心したい気持ち」や「自分なりの理解のペース」が関係していることが多いんです!
子どもの「安心したい」気持ちに目を向けてみる
大人から見ると「些細なこと」に見えるような場面でも、子どもにとってはとても大きなストレスになっていることがあります
たとえば…
- 予定が急に変わった
- 好きなおもちゃを片付けなければならなかった
- 他の子が先に何かをやっていた
こうした出来事に対して、「なんで…?」という気持ちがうまく整理できず、泣いてしまったりパニックになったりすることがあるんです
そんな時は、まず「この子は安心できていないのかも」と考えてみることが第一歩になります!
切り替えが難しい子には「予測できる安心」を
切り替えが難しい子どもには、先の見通しが持てるような工夫がとても効果的です!
たとえば…
- 終わりの時間がわかるように「あと○分でおしまいね」と声をかける
- 絵カードやスケジュール表などで「次は何をするのか」が視覚的にわかるようにする
- 初めての場所や活動の前には「どんなことをするのか」を事前に伝える
こうした予測可能な関わりは、「次に何があるかわからない不安」を減らして、気持ちを切り替えやすくしてくれます!
泣いている時は気持ちを言葉にしてあげましょう!
泣いている時に「泣かないの!」「なんでそんなことで泣くの!」と否定的に言われると、子どもはさらに混乱してしまうことがあります
そんな時は、「悲しかったね」「びっくりしたね」「イヤだったんだね」と、気持ちを代弁してあげることで、安心感につながります!
特にことばで自分の気持ちを伝えるのが苦手なお子さんにとって、こうした声かけは「わかってもらえた」という実感になります!
子どもに合った方法を一緒に探していきましょう!
発達がゆっくりな子や、感情のコントロールが難しい子の場合は、「今はできない」ことがあって当たり前です
大人が焦ってしまうと、子どもも不安になってしまうことがあるので、無理に我慢させるよりも「安心できる環境」や「気持ちを整理する方法」を一緒に考えていけるといいですね!
たとえば…
- お気に入りの物を持っていると落ち着ける
- ひとりになれる場所があると安心する
- 気持ちが切り替わりやすいキーワードやルーティンがある
そんな「この子らしい工夫」を見つけていくことが、日々の関わりの中でとても大切です!
おわりに
よく泣くことや切り替えが難しいことは、決して「甘え」や「わがまま」ではありません
その子なりの感じ方や困りごとがあるからこそ、周りの大人の関わりが大切になってきます!
完璧に対応する必要はありません
少しずつ、できることから環境や関わり方を工夫していけると、お子さんもご家族も、もっと笑顔で過ごせる時間が増えていくはずです!
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