日常生活の中で「転びやすい」「姿勢が崩れやすい」「運動が苦手」という子どもを見て、不安に感じたことはありませんか?
身体の使い方がぎこちなく見える場合、成長の一つとして自然に解消していくこともありますが、発達のバランスに凸凹がある子の場合は、少し支援が必要なケースもあります
ここでは、作業療法の視点から「なぜ動きがぎこちないのか」「どんな関わりや遊びが役に立つのか」についてお伝えしていきます!
身体がうまく動かない子の特徴
ぎこちない動きには、いくつか共通する特徴があります
たとえば…
- よく転ぶ、ぶつかる
- 階段の昇り降りが苦手
- ジャンプやスキップがうまくできない
- 姿勢を保つのが難しく、座っているとすぐ崩れる
- ボール遊びが苦手
こういった子どもたちは「動きたくない」わけではなく、自分の身体がどう動いているか分かりにくいという感覚のズレを抱えていることがあります!
感覚統合の視点から見えること
作業療法では、子どもの動きを支える「感覚」に注目します
とくに関係が深いのが以下の3つの感覚です!
- 前庭感覚:バランスをとったり、身体の位置を感じるための感覚
- 固有受容感覚:関節や筋肉の感覚で、動きの加減や力の入れ具合を調整する感覚
- 触覚:肌への刺激を通じて自分の体の境界や安全を知る感覚
これらの感覚がうまく統合されていないと、姿勢が不安定だったり、力の調節が苦手だったりします
結果的に「動きがぎこちない」「疲れやすい」「遊びに入りづらい」などの様子が見られます
家庭でできる!おすすめの遊びと関わり方
子どもの運動発達を助けるには、感覚をしっかりと使う遊びを取り入れるのが効果的です!
〇ジャンプ・ゆらゆら遊び(前庭感覚)
- トランポリン
- バランスボールに座って揺れる
- ブランコやすべり台
〇全身を使った運動(固有受容感覚)
- おしくらまんじゅうのような遊び
- クッションに突っ込む・転がる
- 四つ這いでのトンネルくぐり
〇身体の境界を感じる遊び(触覚)
- 大きな布やタオルで包んでぎゅーっとしてあげる
- 指先マッサージや全身のマッサージ
- 粘土や感触遊び
そして大事なのは「楽しみながら」取り組むこと!
本人が遊びの中で「できた!」「面白い!」という気持ちを味わうことで、運動への自信にもつながります!
気になる時は専門家に相談も
家庭での遊びや関わりの中で「やっぱり気になるな」「集団でついていけないな」と感じることが続く場合は、早めに相談することも大切です!
作業療法士は、発達の評価や個別の支援方法の提案を行っています
市区町村の発達相談や医療機関、療育機関などで相談できる場所がありますので、困りごとを一人で抱えずに、まずは話してみてくださいね
運動が苦手でも、ゆっくりでも、子どもはその子なりのペースで育っていきます!
家庭での小さな遊びや関わりが、身体の使い方の土台づくりにつながっていきますように!


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